高齢化社会


WHO(世界保健機構)や国連の定義によると、
65歳以上人口の割合が7%超で「高齢化社会」
65歳以上人口の割合が14%超で「高齢社会」
65歳以上人口の割合が21%超で「超高齢社会」
とされています。(東京都総務局統計部HP「高齢化を示す指標」)
65歳以上の高齢者人口(平成22年9月15日現在推計)は2944万人で、総人口に占める割合は23.1%となっています。
これを前年(2898万人、22.7%)と比べると、46万人、0.4ポイント増と、人口、割合ともに過去最高となりました。

また介護が必要になった場合には7割近いかたが自宅での対応を希望され、今後ますます訪問介護事業所の役割は重要なものとなっていきます。

(図表平成17年度社会福祉基礎調査「高齢者の生活実態」より)

 

  高齢化の進行


今後も日本の高齢化はさらに進み、2005年時点では20~64歳の3人で1人の高齢者を支える形だったのが、50年後には1.2人で1人の高齢者を支える形になることが予想されています。(図表2-1-1 平成19年版厚生労働白書より)


  世界の長生きランキング
国名平均寿命人口
日本83約1億2800万人
サンマリノ83約3万人
アンドラ82約7万人
オーストラリア82約2200万人
アイスランド82約32万人
イスラエル82約717万人
イタリア82約6000万人
モナコ82約3万人
シンガポール82約473万人
スペイン82約4600万人
スイス82約760万人

(高齢者住宅新聞2011年9月5日号より)


日本人が世界一長生きなのはご存知ですよね?しかし、第2位以下となるとほとんどの人が知らないようです。

WHOがまとめた2011年版の平均寿命ランキングによると、男女総合1位が83歳で日本。しかし、同率1位の国がもう一カ国あります。それはサンマリノ。聞いたことがある人があまりいないかもしれませんが、イタリア半島中部に位置する人口3万人の小さな共和国です。富裕層が多く住むことでも知られていますが、そういった要素に加え、温暖な気候と海の幸が良いのでしょうか。
3位は82歳で9カ国が並びます。アンドラ、オーストラリア、アイスランド、イスラエル、イタリア、モナコ、シンガポール、スペイン、スイスです。
ちなみに、アンドラは、フランスとスペインに挟まれた人口7万人の小さな国です。

日本が1位といっても1歳違いですから、大きな差はないように思えますが、日本以外は人口の少ない国が多いことにも気が付きます。このことを考えると、1億人を超える人口を抱えながら長寿であるということはやはりスゴイことだといえますね。

 

 日本人はなぜ長生きか?

 超高齢化社会の到来

 家族関係

 高齢者の生きがい活動

 高齢者の生活機能

 高齢者の日常生活活動

 高齢者の孤独死